ホーム DTFブログ 導入方法 【はじめてのDTFプリンター vol.2】導入初期に押さえておきたいDTFプリント

【はじめてのDTFプリンター vol.2】導入初期に押さえておきたいDTFプリント

DTFプリンター導入初期におすすめのコンパクトプラン

DTFプリントの機械構成は、DTFプリンターとバインダー定着機の組み合わせですが、バインダー定着を「シェーカー(連結タイプ)」と「オーブン(の使用)」のどちらかで行います。

現在までの導入事例をみると、弊社の場合大半が「DTFプリンターとオーブン(A2)」のコンパクトな組み合わせであることは以前のブログ(【はじめてのDTFプリンター vol.1】導入初期におすすめのコンパクトプラン)でも述べました。導入とその後の運用をスムーズに進められるプランとして提案してまいりました。
新規にウェアプリント機材を導入される方へも「DTFのコンパクトプラン」をお薦めしています。
なお、オーブン以外で、乾燥機など熱で乾燥する設備を既にお持ちの場合もありますし、お客様判断でシェーカー(バインダー定着機)を選択されることもあります。

(参照) 【まとめ】PT-Jet VJ-628Dの特徴

弊社では、機材構成、設置スペース、電源環境、初期費用の面から、軽量スモールであることと導入のしやすさを優先してきました。その結果、シェーカーではなくオーブン利用のスタートが主になりました。
シェーカーは、導入・運用のハードルが高いという理由の他に、安心できる適正なシェーカーを調査/企画・検証するのに時間を要すると考えたからです。

(参照) 【本音トーク】DTFプリンター導入の提案スタンスについて
    現時点で、シェーカーをお薦めしない理由

DTFプリンター VJ-628Dは「セパレート型」で、後に連結が可能なタイプです。たとえシェーカーなしでスタートしても、後に別途シェーカーのみを追加で設置出来ますので、導入当初に安価なオーブンを選択することが今後を大きく左右する重大な決断にはならないと考えました。

また、シェーカーを導入した後も、オーブンの利用価値はあります。
万一のバックアップ機能として利用出来ることは言うまでもありませんが、例えばプリンター速度がシェーカーでのベーキング処理時間よりも速い場合に、出力済フィルムの一部をオーブンでベーキング処理すれば、全体の効率を上げることが出来ます。

【参考ページ】導入事例レポートもございますので、ご参照下さい。

待望のDTFシェーカーを企画中

弊社で現在企画中の「シェーカー(バインダー定着機)」ですが、リリースする準備段階に入ってきましたことをここでご報告致します。
昨今、DTFの評価が取りざたされることがありますが、メーカーや機種によって事情が変わるため、一括りで断言は出来ません。ただ、メーカーがどこであれ、初期段階で「予期せぬプリンタートラブル、印刷不良、ベーキング不良、転写不良等」様々な段階での課題/問題をクリア・改善しながら前進しているといった感じではないでしょうか。
機材の面ではDTFプリンターのみに注目が集まりますが、実際のところシェーカーのトラブルも多いのではないかと懸念しています。シェーカーの動作的なトラブルやベーキングで不良が発生する等の問題です。

そういうことを考えても、初期導入には「DTFプリンターとオーブン」でのスモールスタートという選択が好ましいように思いました。
なお、繰り返しになりますが、DTFプリンター VJ-628Dは「セパレート型」で、後に連結が可能なタイプですので、たとえシェーカーなしでスタートしても、別途シェーカーのみを追加で設置出来ます。

(参照) 導入初期におすすめのコンパクトプラン

※仕様・スペック等の詳細は、後日別途記載致します。

DTFプリンターのRIPソフト|対象データ:aiファイル、pngファイル

弊社DTFプリンター PT-Jet VJ-628Dについては、日本製で信頼があるということは既に述べてきました。
プリンター性能に加えて、専用のRIPソフトでの操作性も評価の対象になるのではないでしょうか。

導入初期におさえておきたいポイントの一つです。

特筆すべき点として、RIPソフトにおいて「pngデータ」の他ADOBE Illustratorの「aiデータ」をダイレクトに処理できることのメリットは、とても大きいと感じるユーザーは多いのではないでしょうか。

弊社のRIPソフトでは、2パターンの印刷方法を想定しています。

(1)aiデータの場合(色目重視) (2)PNGデータの場合(作業性重視)

※RIP操作、及び印刷操作の詳細については、専用マニュアルをご用意致します。

数あるRIPソフトのなかには、DTF出力では「pngデータ」一択というものもあり、この場合どうしても色調整に限界があり、扱い難いという意見を聞くこともあります。加えて、データ処理に関して、画像ソフトの複雑な操作を煩わしく感じる方も多いのではないでしょうか。

DTFプリンターのインクは「脱気済の真空アルミパック」が良い

インクの目詰まりをいかに回避してトラブルを軽減させるかは、導入初期だけでなく、インクジェットプリンターを扱う際に留意すべき最も重要なポイントの一つです。特に白インクが重要な役割を果たすDTFプリンターにおいては、生命線と言っても過言ではありません。

DTFプリンター PT-Jet VJ-628Dのインクは、脱気済の真空アルミパックです。
ボトル注入式の場合に白インクがプリントヘッドの目詰まり等の問題になることがあります。その主な原因は、ボトルに注入したインクに空気が含まれるためですが、脱気済の真空アルミパックの場合は、トラブルが大幅に緩和されます。
インクバッグ内が真空状態で、しかも混ざりやすいインクであるため、常時循環や攪拌の必要性もなく、安定した印刷が可能です。
なお、ボトル等の脱気済真空でないインクの場合、プリントヘッドへの負担が大きく、不具合の発生頻度が非常に高くなり、最悪ヘッド交換という結果になりかねません。プリントヘッドが消耗部品であるとはいえ、高額部品ですので、トラブルによる交換は避けたいと、皆さん実感されているのではないでしょうか。

メーカーサイドとしても、今後もDTFプリンターのインク(特に白インク)を安心してご使用頂けるよう、更なる仕様改良に努めていることは言うまでもありません。

パイオテック株式会社について

トナー転写・昇華転写や溶剤インクジェット転写及びラバープリントを中心に、各種熱転写を創業以来、長年手がけてきた弊社が、DTFプリンターの販売をスタートしました。

弊社はウェアプリント用の機材・資材の専門業者であり、熱転写のプロならではの最適なアドバイスをさせて頂きます。

ウェアのプリント品質については、摩擦堅牢度・洗濯堅牢度、及びホルムアルデヒド(ホルマリン)の数値での品質判定が必要で、機種個々に検証と試験を行うことになります。

少なくとも弊社では、基準に達しない機種・資材は取り扱わない方針です。

特に、洗濯堅牢度に大きな影響を与える転写温度やプレス回数については、突き詰めた検証を行っております。

通常のプレス条件でボディにDTF転写するだけでなく、例えばプレス温度を100℃と極端に低くしたり、プレス回数を1回にしたりと各種条件で試したのち、100回洗濯して耐久性をチェックするなど、テストを繰り返し、それをお客様にフィードバックさせて頂きます。

そして弊社では、無製版&カス取り無しでフィルムにベタプリントしてDTF転写し、シルクスクリーン印刷やラバー転写と同じような仕上がりを再現しました。

よってシルクスクリーン印刷やラバー転写の代用も可能です。

また、ナイロン撥水布、エナメル、六面パネルの帽子、PU等の合成皮革、雨傘、目の粗いニット製品等、様々な素材へのDTF転写をトライし、細かなノウハウを積み上げ続けております。

今後も、品質向上とインクのコストダウン及び印刷速度のアップ等を追求してまいります。

DTF転写は新たな製法だからこそ、こうした細かい検証が重要になります。

弊社では、DTFプリンターを実際に見て・触れて・体験いただけるDTF専用ショールームをご用意しております。安心して新製法を導入したいというウェアプリント業者様は、ぜひ弊社にご相談ください。熱転写のプロならではの最適なアドバイスをさせていただきます。

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