ホーム DTFブログ 機能・スペック 「白インク」がDTFプリンターの生命線!

「白インク」がDTFプリンターの生命線!

白インクがDTFプリンターの重要な役割を担う

DTFプリントでは、CMYKインクと白インクを搭載した水性インクジェットのDTFプリンターで、デザインをフィルム(ペットフィルム)にフルカラー印刷し、ホットメルトの転写シート(マーク)を製作します。
印刷工程をもう少し詳しく説明すると、CMYKインクでの印刷後に、画像部分のみを全て網羅する形で白インクを印刷し、パウダー(ホットメルトバインダー)の塗布対象となります。
白インク部分にパウダーを塗布するために、印刷されたフィルムにパウダーを均一に振りかけ、余分なパウダーを振り落とす工程がその後に続きます。
「白インク」は、パウダーを付着させるのと同時にプリント面の素材色を隠す重要な役割を果たします。

DTFプリンターのインク吐出不良、「白インクの目詰まり」問題は根深い

以前にも述べましたが、一般的に白インクがプリントヘッドの目詰まり等のトラブルになる場合、その主な原因はボトルに注入したインクに空気が含まれるからです。その他の原因として、ボトル式の場合にカスやホコリなどが入ってしまいやすい点があります。
他社の例ではありますが、クリーニングを一日に10回以上行うという尋常ではないケースであったり、数週間に1回プリンターヘッドを交換したということを聞いたこともあります。

弊社では、トラブルを最小限にすべく、ボトル注入式ではなく、「脱気済の真空アルミバッグ」を採用しています。しかもインクバッグ内が真空状態で、混ざりやすいインクであるため、常時循環や攪拌の必要性がない品質です。
更に日常的なメンテナンスとして、稼働開始時に白インクを振ったり、ノズルチェック後に必要に応じて 「微量充填」(クリーニング)を行うようにしています。
とはいえ、プリンターヘッドは高額部品ですので、トラブルによる交換を避けるべく万全の対策をしたいものです。現在、DTFプリンターの「インク吐出不良」や「白インクの目詰まり」等の問題の解消は、弊社だけではなく、どのメーカーや販社にとっても共通の課題だと思います。

業界初!循環機能を実装したインクバッグを開発

弊社では、「インク吐出不良」「白インクの目詰まり」等の問題に対するユーザー様の不安を払拭するため、メーカーでの研究のもと「循環機能付きのインクバッグ」の開発が行われ、白インクに実装することになりそうです。

一般的に、DTFプリンターの中には、白インクの循環装置を備えたプリンター機種もあり、これはインクを循環させることで白インクの沈澱を解消するものですが、今回開発したインクバッグはインクバッグ内で循環をさせてしまうという優れものです。
白を表現するための成分が沈殿しやすいので循環させるわけですが、インクバッグ内で循環させるメリットは大きいと考えています。
インクバッグ外でインクバッグから出たものを循環させる場合、インクバッグからヘッドまでのチューブ内インクは微量であるため、効果が乏しいと思われます。

PT-Jetインクは、元々混ざりやすいインクである上に、この機能の付加でトラブルが大幅に緩和され、更に安定した印刷が期待出来ると考えています。

大容量インク・アダプター
循環装置を装着
循環装置デバイス

発売予定日

後日、別途ご連絡致します。

パイオテック株式会社について

トナー転写・昇華転写や溶剤インクジェット転写及びラバープリントを中心に、各種熱転写を創業以来、長年手がけてきた弊社が、DTFプリンターの販売をスタートしました。

弊社はウェアプリント用の機材・資材の専門業者であり、熱転写のプロならではの最適なアドバイスをさせて頂きます。

ウェアのプリント品質については、摩擦堅牢度・洗濯堅牢度、及びホルムアルデヒド(ホルマリン)の数値での品質判定が必要で、機種個々に検証と試験を行うことになります。

少なくとも弊社では、基準に達しない機種・資材は取り扱わない方針です。

特に、洗濯堅牢度に大きな影響を与える転写温度やプレス回数については、突き詰めた検証を行っております。

通常のプレス条件でボディにDTF転写するだけでなく、例えばプレス温度を100℃と極端に低くしたり、プレス回数を1回にしたりと各種条件で試したのち、100回洗濯して耐久性をチェックするなど、テストを繰り返し、それをお客様にフィードバックさせて頂きます。

そして弊社では、無製版&カス取り無しでフィルムにベタプリントしてDTF転写し、シルクスクリーン印刷やラバー転写と同じような仕上がりを再現しました。

よってシルクスクリーン印刷やラバー転写の代用も可能です。

また、ナイロン撥水布、エナメル、六面パネルの帽子、PU等の合成皮革、雨傘、目の粗いニット製品等、様々な素材へのDTF転写をトライし、細かなノウハウを積み上げ続けております。

今後も、品質向上とインクのコストダウン及び印刷速度のアップ等を追求してまいります。

DTF転写は新たな製法だからこそ、こうした細かい検証が重要になります。

弊社では、DTFプリンターを実際に見て・触れて・体験いただけるDTF専用ショールームをご用意しております。安心して新製法を導入したいというウェアプリント業者様は、ぜひ弊社にご相談ください。熱転写のプロならではの最適なアドバイスをさせていただきます。

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