DTFプリント導入のメリット
機能・スペック
2022/04/13
転写プリント手法の単なる一技術ではない
DTFプリント( DTFプリンター )は、単なる転写プリントの一技術ではなく、新規ウェアプリント事業者として参入する機会を容易に得ることができるツールと言えるでしょう。
そして同時に、DTFプリンターとその周辺機材への投資は、プリント内製化を検討されている方にとって、新たな収益源をもたらすビジネスモデルとなりえるのではないでしょうか?
また、確かにDTFプリンターは安くない機材ではありますが、既にウェアプリントで収益を上げられている方にとっては、既存の機材に追加して導入したとしても、恐らく数カ月~半年程度で回収出来るくらいの収益メリットがあると試算できる点は、機材切り替えの検討材料として大きなポイントとなるのではないでしょうか?
少し話が逸れますが、DTGプリンタ(ガーメントプリンター)でDTFプリントを行う運用について聞かれることがあったので少しふれておきたいと思います。
確かに従来のDTG(ガーメントプリント)と比較すると、下地処理などのDTG(ガーメントプリント)の難点をクリア出来るメリットは大きいでしょう。更にプリント対象素材の拡張や作業性を考えると、早々にフイルムへ移行するDTGユーザーも多そうです。
新規導入される方にとっては、ランニングコストや生産性等を総合的に判断すると、DTFプリンター一択ということになるかもしれませんが、DTGユーザーにとっては悩ましい問題かもしれません。
1.DTF >> 2.DTG×フィルム >> 3.DTG
ただ、前述の通り、既にウェアプリント業に携われている方にとって、追加機材の早期償却はイメージしやすいのではないでしょうか?
注.いかなる場合でも、材料である「パウダー」と「インク」の適合性(相性)は、品質検査、洗濯耐久性への影響を考えると非常に重要です。
【まとめ】PT-Jet VJ-628D の特徴
DTFプリンター紹介動画
PT-Jet VJ-628Dは、日本製プリンターです。
日本初(2022年/1月)の高品質なDTFプリンターで、安定して運用してもらえる機種です。
PT-Jet VJ-628Dは、日本のプリンターメーカーよりインクメーカーのSTS社向けに特別に認定されたOEMプリンターとなります。
標準機と異なり、低粘度の水性インクを使用するDTFに合うよう日本のプリンターメーカーによってデザインされたプリンターとなります。
- 国内初・日本製・エコテックス認証・高品質インク・省エネ仕様。
- 電源;100V 8A 、重量;32㎏(本体)
- ライトシアンインク(LC)とライトマゼンタインク(LM)を搭載。
PT-Jet VJ-628Dに搭載されている「ライトシアンインク(LC)/ライトマゼンタインク(LM)」は、バインダーを含有する特殊なインクで、パウダーが付着しやすい(付きやすい)新機能がある。
淡色布地に白インク無しで転写可能で、インクコストの大幅ダウンと印刷速度の大幅アップを実現し、この新機能がDTGからDTFに切り替える大きなメリットの一つである。
- 最適なインク ・フイルム ・パウダーの組み合わせで、最良の転写プリント。
- ヘッドの目詰まりが起こりにくく、廃インクも少ない。
- PT-Jet VJ-628Dは、脱気済の真空アルミパックで、ボトル注入式よりもトラブルが少ない。
白インクがプリントヘッドの目詰まり等の問題になる主な原因は、ボトルに注入したインクに空気が含まれるためだが、脱気済の真空アルミパックにより、トラブルが大幅に緩和される。
- インクバッグ内が真空状態で、しかも混ざりやすいインクであるため、常時循環や攪拌の必要性がなく、安定した印刷が可能。
- インクの使用量を抑えた省エネ仕様で、インク消費量が一般機に比べて少ない。
PT-Jet VJ-628Dは、バリュアブルドットでインクの吐出をコントロール。
一般的には、吐出は「大」のみだが、PT-Jet VJ-628Dは吐出を大/中/小サイズに自動振り分けでインクコストを約3割ダウン。
- 印字速度は、3.0㎡ /h (6pass)で、A3換算で約24枚/時間。
一日(8時間)でA3 約200枚(A4 約400枚)の転写シートを製作。
白・淡色生地用途であれば、一日(8時間)でA3 約300枚(A4 約600枚)の転写シートを製作。
※白/淡色布地用は、白インクが不要なので1.5倍の高速印刷が可能で、更にインクコスト大幅減で経済的。
ランニングコスト事例
・白インク有の場合:CMYK+WW(ホワイト):
A3サイズ 170~200円
・白インク無の場合:CMYK+LC(ライトシアン)+LM(ライトマゼンタ):
A3サイズ 128~140円
- クリーニングでの廃インクコストは、13円未満/A3サイズ で済み、見えないコストとしても軽微。
- 保守は、軽量コンパクトなプリンター(32kg)ならではのセンドバック方式。
パイオテックにて行ない、必要な場合は「メーカーによる」対応が行なわれる。

DTFプリントについて
■低温(120℃)で転写が可能で、様々な素材への転写が可能。
■オーブンは、A2サイズとA3サイズの2種類。
[A2サイズ] 電源:(100V 15A 1,500W)×2電源 重量:本体のみ 約21kg
[A3サイズ] 電源:100V 15A 重量:約14kg
■ホットピール可能な「両面コート」仕様のフィルムを企画中。
■DTFプリンター PT-Jet P628D 本体価格 1,180,000円 (税別)
■PT-Jet オーブン A3 価格 90,000円 (税別)
■PT-Jet オーブン A2 価格 140,000円 (税別)

◆ウェアプリントの新規事業者こそ『DTFプリンター』をご検討頂くのが、ベストな選択となるのではないでしょうか?!
【企画中・今後の予定】
〇 近い将来、白インクの白度アップが予定されている。
〇 ホットピール可能な「両面コート」仕様のフィルムを企画中。
〇 パウダーは、通常タイプの融点120℃前後のパウダーの他に、100℃前後の低融点タイプを企画中。
パイオテック株式会社について
トナー転写・昇華転写や溶剤インクジェット転写及びラバープリントを中心に、各種熱転写を創業以来、長年手がけてきた弊社が、DTFプリンターの販売をスタートしました。
弊社はウェアプリント用の機材・資材の専門業者であり、熱転写のプロならではの最適なアドバイスをさせて頂きます。
ウェアのプリント品質については、摩擦堅牢度・洗濯堅牢度、及びホルムアルデヒド(ホルマリン)の数値での品質判定が必要で、機種個々に検証と試験を行うことになります。
少なくとも弊社では、基準に達しない機種・資材は取り扱わない方針です。
特に、洗濯堅牢度に大きな影響を与える転写温度やプレス回数については、突き詰めた検証を行っております。
通常のプレス条件でボディにDTF転写するだけでなく、例えばプレス温度を100℃と極端に低くしたり、プレス回数を1回にしたりと各種条件で試したのち、100回洗濯して耐久性をチェックするなど、テストを繰り返し、それをお客様にフィードバックさせて頂きます。
そして弊社では、無製版&カス取り無しでフィルムにベタプリントしてDTF転写し、シルクスクリーン印刷やラバー転写と同じような仕上がりを再現しました。
よってシルクスクリーン印刷やラバー転写の代用も可能です。
また、ナイロン撥水布、エナメル、六面パネルの帽子、PU等の合成皮革、雨傘、目の粗いニット製品等、様々な素材へのDTF転写をトライし、細かなノウハウを積み上げ続けております。
今後も、品質向上とインクのコストダウン及び印刷速度のアップ等を追求してまいります。
DTF転写は新たな製法だからこそ、こうした細かい検証が重要になります。
弊社では、DTFプリンターを実際に見て・触れて・体験いただけるDTF専用ショールームをご用意しております。安心して新製法を導入したいというウェアプリント業者様は、ぜひ弊社にご相談ください。熱転写のプロならではの最適なアドバイスをさせていただきます。




デモ実演会情報 DEMO&PREVIEW
DTF PRINTDTFプリント
ウェアプリント業界で話題のDTFプリンター(DTFプリント)。日本初の国産DTFプリンター「PT-Jet」や、各種DTFプリンターを取り扱っています。
