ホーム DTFブログ 機能・スペック 【DTFユーザー必見!】作業時間を大幅短縮 DTFフィルム専用カッティングプロッタ(タンジェンシャル方式)

【DTFユーザー必見!】作業時間を大幅短縮 DTFフィルム専用カッティングプロッタ(タンジェンシャル方式)

今回は、現在企画中のDTFフィルム専用カッティングプロッタをご紹介します。

今までは手作業が主であったフィルムカットですが、当DTFフィルム専用カッティングプロッタでは、フィルムをロールのままカットをすることができます。ただカットするだけではなく[完全に切り離さないミシン目カット]が可能で、フィルムカット後は1つずつのフィルムを手で簡単に切り離すことができます。タンジェンシャルナイフを使用しており、インク面を外側に向けてカットすることで、インク面を保護しながら機械との接触や摩擦を防ぎます。

また、より正確にカットをする為、カッティングヘッドにはカメラが内蔵されております。
フィルム印刷の際にバーコードとトンボを印字し、当DTFプロッタにセットをすると自動で読み込み、高精度なカットを実現します。(精度保証最大12m)

自動でロール巻き取り機能が搭載されており、インク面を外側にしてロールを巻き取ることで、長尺のフィルムの巻き取りが可能となります。フラットベッドのプロッタではフィルムを完全に切り離してしまいますが、当DTFプロッタではミシン目カットでカット済みフィルムをロール状に扱えるので、手間がかかりません。

操作手順

①Illustrator等のグラフィックデザインソフトウェアでデザインとカットデータを作成します

②作成したデータをDTFプリンターから出力します
(RIPソフトからプリンターにデータを送る際、自動でバーコードとトンボが配置されます)

③フィルム印刷後、シェーカーでパウダーを塗布しベイキングを行います

④シェーカーで巻き取ったフィルムの両サイドにメディアホルダーを付け、プロッタ背面にフィルムを置いてセットします

⑤GO SIGN(ソフトウェア)からプロッタにカットデータを送るとカットが始まります

⑥フィルム1本をカットしながら巻き取っていきます

タンジェンシャルナイフについて

刃先をモーターにより常に進行方向を向くよう制御され、回転させながらカットするナイフのことです。
刃にかかる負荷が少ない為、カットラインの歪みや刃先の不要な摩耗を防ぎ、より精密なカットが可能です。
従来のプロッタは60cm/秒ですが、当DTFプロッタは100cm/秒で、比較すると当DTFプロッタの方が約1.7倍カット速度が速く、大量生産に対応ができます。

フィルムカットについて

フィルム印刷前にillustrator等のグラフィックデザインソフトウェアで、デザインとカットラインを作成します。

作成後は、DTFプリンターのRIPソフトから、バーコードとトンボを設定したフィルムを出力します。

ミシン目カットの幅は調整が可能で、ミシン目カットで完全に繋がっているところもハーフカットで薄くカットすることにより、手で簡単に切り離すことができます。ハサミやカッターで手切りする必要がなく、誤って切ってしまう心配も不要です。 

実際に手作業で切ると個人差はあるかと思いますが、5m分のフィルムカットをする場合で約10分かかります。

手作業されるフィルムの長さはもっと長いかと思いますので、かなり時間と手間がかかっていることが考えられますね。

当DTFプロッタではプロッタへのセットが約5分のみで、セット以降は自動でカットを行い、フィルムはロールで巻き取ります。

カット中は別の業務をすることが可能になり、継続的な効率性と生産性を確保します。

◎カットデータを読み込む為のバーコードを設定します

◎正確にカットをする為のトンボを設定します

◎ミシン目カットの切り込みが入っていない部分もハーフカットでカットをします

◎1つずつのフィルムを手で簡単に切り離すことができます

GO SIGNについて

※プラグインソフトウェア・ソフトウェアともにGO SIGNという名称です

Adobe Illustrator等のグラフィックデザインソフトウェアに対応したプラグインソフトウェア(GO SIGN)があります。

作成したデータにカットラインを設定し、グラフィックデザインソフトウェアからソフトウェア(GO SIGN)へそのままデータを送ることができるので、操作が簡単です。

ソフトウェア(GO SIGN)へ送った後は、カットラインやカット圧、スピード等の設定ができます。

ロールカッター用に設計されたカッティングソフトウェアで、使い慣れたグラフィックデザインソフトウェアで作成したデータを、簡単かつ正確にカットすることができます。

【Adobe Illustrator データ作成画面】

【ソフトウェア GO SIGN プレビュー画面】

ロール巻き取りについて

Roll-to-Roll(ロール to ロール)で、ロール状のフィルムを巻き出し、加工部を通して再びロール状に巻き取る加工方式です。

途切れのないRoll-to-Rollは、枚葉方式と比較するとコスト削減、大量生産、連続処理、安定処理を可能とした非常に生産性の高い方式です。カットした後はロール状で保管ができます。

スペック/仕様について

フラットベッドタイプと異なるロールで巻き取るグリッドタイプで省スペース設計です。

最大カット圧は9.8N (1,000gf)と強く、従来のプロッタと比較して設定可能なカット圧幅が広いです。

本体サイズ(WxDxH)1,410x677x1,110mm
(バスケット取付時)
1,410×1,210×1,110mm
本体重量約53.4kgs
対応フィルム幅60~840mm
電圧 / 電流単相 100V / 0.85A仕様
消費電力約85W
最大カット圧9.8N (1,000gf)
最大カット速度1,440 mm/s対角
最大加速度41.16m/s2 対角
付属品バスケット

本レポートには、記載時点で企画中のものも含まれています。また、商品ラインナップや仕様は、改良・変更、または廃止される場合があります。導入をご検討の際には、弊社営業担当に最新情報をご確認ください。なお、今後も様々な試作と検証を行い、情報の更新に努めてまいります。

パイオテック株式会社について

私たちはウェアプリント用の印刷機材・資材の専門企業です。
1995年の創業以来、トナー転写・昇華転写や溶剤インクジェット転写及びラバープリントを中心に、各種熱転写を手がけてきました。
長年の熱転写に関する豊富な知見を活かし、ウェアプリント業界で注目が高まっているDTFプリントを安定稼働させるための最適なサポートをさせて頂きます。

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