ホーム DTFブログ 機能・スペック DTFシェーカーの最新情報 PT-Jet 主な特徴と差別化のポイント (Mimaki TxF150-75対応)

DTFシェーカーの最新情報 PT-Jet 主な特徴と差別化のポイント (Mimaki TxF150-75対応)

DTFシェーカーの利点は、ロールのフィルムを印刷後、ベイキングまでを概ね自動処理で行い、DTF転写シートが完成することです。

また、DTFシェーカーはベイキングの能力がオーブンよりも高く、安定感があります。

「PT-Jet DTFシェーカー」は、下記の主な特徴をもっています。

  • オーブン部分が途中で90℃下向きになる工夫でコンパクトな設計。
  • 外向きのフィルム検知センサーの効果で、ヘッドを擦る事故を回避。
  • パウダーの「こぼれ止め」機能(パウダー保持機能)を搭載したセーブプレートによって、パウダーの補充回数を大幅に軽減。
  • ダミー用テフロンシートにより、毎回印刷開始時に発生していたフィルムトップのロス-約3mを解消。
  • Mimaki TxF150-75に適した75cm幅対応のモデルを用意。
    本体サイズ(W×D×H) PT-Jet DTFシェーカー 75cm/S200の場合
    (搬入時)1310 × 1116 × 992mm (設置時)1653 × 1285 × 992mm

【DTFシェーカー設置のポイント】

DTFプリンターからDTFシェーカーへの一連動作がうまくいかず、たとえ印刷が出来ても、その後の転写フィルム(転写シート)の製作が失敗に終わることがあります。DTFシェーカーの設置は、DTFプリンターとDTFシェーカーとの連携/連動が重要です。

DTFシェーカーへのフィルム搬送方法

DTFシェーカーへのフィルム搬送方法が重要です。

搬送方法次第でプリンターのヘッドストライキのリスクが高まります。そのリスクを軽減することは、DTF転写シート製作の生産性に大きな影響を与えます。

弊社DTFシェーカーの場合は、シェーカー外側でのフィルム検知方式です。外向きセンサーのシェーカーを採用し、(プリンターでの印刷後)シェーカーへのフィルム搬送の方法を改善しました。検知装置をシェーカーの外面に装着することにより、ヘッドストライキも起きにくくなります。

というのは、フィルムを感知する検知センサーが内部にある仕様では、フィルムがシェーカーに入るまでにピンと張った状態(テンションがかかった状態)《※図A》になるので、フィルムの歪みがヘッドの下にあるフィルムに伝わりやすく、たわむ原因となります。たわんだ状態でその上をヘッドが動くと、ヘッドストライキが発生します。

弊社のシェーカーはセンサーが外面にあるため、出力されたフィルムが一旦床方向に垂れ下がり、Uの字を描いてシェーカーに入る仕組み《※図B》です。センサーが検知するまでフィルムを搬送しないので、センサー位置までフィルムが垂れさがるわけです。フィルムの歪みがヘッドの下にあるフィルムに伝わりにくく、ヘッドストライキも起きにくくなります。

 なお、人的ケアレスを防ぐために、原則としてフィルムを手で動かす時にはプリントを一時停止にして、ヘッドが右端でレディ状態になるようにご注意申し上げています。

DTFプリンターとの速度調整

DTFプリンターとの速度調整を検証することが必要です。速度調整が曖昧だと、DTFフィルムがキレイに仕上がらず折角の高速プリンターのメリットを失うことになりかねないです。更に、乾燥条件の問題も関わってくるので十分な検証が必要です。

DTFシェーカーの温度条件と動作設定

また、適切な温度条件と動作設定を行うことが重要です。適切な条件設定を行わないと、シェーカーで行う「ベイキングと乾燥」が不十分であるために不良品となってしまいます。また、ベイキング&乾燥の成否は見た目ではわかりにくく、プリントの仕上がりに悪影響を及ぼすことがあります。

シェーカー用補助シート「テフロンシート」

フィルムを予め巻き取り機にセットした状態にする場合、出力毎に無地のフィルムを約3m消費することになります。弊社では基本的にフィルムのダミー用としてテフロンシート(MT)の使用を推奨しています。セットした「テフロンシート(MT)」は、フィルムの代わりとして使い回し出来るよう設計されており、フィルム巻取り補助ツールとしてシェーカーに付属提供しています。

新シェーカー「シンプルシェーカー」

従来の75cm幅フィルム対応及び60cm幅対応のシェーカーに加え、新シェーカーである「シンプルシェーカー」PT-Jet DTFシェーカー 75cm/S300-Mをリリースしました。シンプルシェーカーは、75cmフィルムに対応でありながら、コンパクト設計の省スペースモデルです。

PT-Jet DTFシェーカー 75cm/S200との主な違いは下記です。

 ・パウダーボックスを備えない省スペースで軽量化したコンパクト仕様のモデル

 ・幅70.8 x 高さ132.5cmの間口で搬入可能(部屋入れに必要な最小間口)

 ・ベルトコンベアが無くワインダー(巻取り機)のみの機構

・本体重量 100Kg

・本体サイズ(W×D×H)
 (搬入時)827 × 1164 × 967mm (設置時)1184 × 1285 × 967mm
 (間口サイズ)W708 × H1325mm ※部屋入れに必要な最小間口

パイオテック株式会社について

トナー転写・昇華転写や溶剤インクジェット転写及びラバープリントを中心に、各種熱転写を創業以来、長年手がけてきた弊社が、DTFプリンターの販売をスタートしました。

弊社はウェアプリント用の機材・資材の専門業者であり、熱転写のプロならではの最適なアドバイスをさせて頂きます。

ウェアのプリント品質については、摩擦堅牢度・洗濯堅牢度、及びホルムアルデヒド(ホルマリン)の数値での品質判定が必要で、機種個々に検証と試験を行うことになります。

少なくとも弊社では、基準に達しない機種・資材は取り扱わない方針です。

特に、洗濯堅牢度に大きな影響を与える転写温度やプレス回数については、突き詰めた検証を行っております。

通常のプレス条件でボディにDTF転写するだけでなく、例えばプレス温度を100℃と極端に低くしたり、プレス回数を1回にしたりと各種条件で試したのち、100回洗濯して耐久性をチェックするなど、テストを繰り返し、それをお客様にフィードバックさせて頂きます。

そして弊社では、無製版&カス取り無しでフィルムにベタプリントしてDTF転写し、シルクスクリーン印刷やラバー転写と同じような仕上がりを再現しました。

よってシルクスクリーン印刷やラバー転写の代用も可能です。

また、ナイロン撥水布、エナメル、六面パネルの帽子、PU等の合成皮革、雨傘、目の粗いニット製品等、様々な素材へのDTF転写をトライし、細かなノウハウを積み上げ続けております。

今後も、品質向上とインクのコストダウン及び印刷速度のアップ等を追求してまいります。

DTF転写は新たな製法だからこそ、こうした細かい検証が重要になります。

弊社では、DTFプリンターを実際に見て・触れて・体験いただけるDTF専用ショールームをご用意しております。安心して新製法を導入したいというウェアプリント業者様は、ぜひ弊社にご相談ください。熱転写のプロならではの最適なアドバイスをさせていただきます。

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