ホーム DTFブログ 機能・スペック タッチパネル型新DTFシェーカーを先行してご紹介します!

タッチパネル型新DTFシェーカーを先行してご紹介します!

今回は長らくお待たせしておりました、新DTFシェーカー「タッチパネル・シェーカー」(近日発売予定)をご紹介します。

最新の省スペースモデルのタッチパネル・シェーカーです。

シェーカー(バインダー定着機)とは

プリンターと連結して印刷面にパウダー(ホットメルトバインダーである接着剤)を塗布し、そのパウダーを熱処理で溶かした後、硬化・乾燥で固める工程を自動で行う機材です。

DTFプリンターとDTFシェーカーを連結できるので、フィルムへ印刷しパウダー塗布とベイキング作業までのシート製作が一連の工程でできます。

白インク部分にパウダーを塗布するために、印刷されたフィルムにパウダーを均一に振りかけ、余分なパウダーを振り落とします。パウダーを全体的均一に振りかけ、その後余分なパウダーを除去(再利用可)し、画像部分のみにパウダーが付着した状態になります。

その後、バインダー定着機内でパウダーを熱処理で溶かした後、硬化・乾燥で固めて転写シートが完成します。

なお、シェーカー(バインダー定着機)を使用すれば、インク部分だけにパウダーが自動塗布されるため、製版は要らず、しかも余分な部分を剥がす「カス取り作業」の手間や「リタック」も不要です。また、カス取り作業のミスによるやり直しやロスも最小限で済み、大幅なコストカットで生産性向上に貢献します。

以前のブログ(DTFプリンター & オーブン のご紹介)で述べた「DTFプリンター&オーブン」は、フィルムへ印刷後、パウダー塗布は手動で行いその後オーブンにシートを入れてベイキングを行いますので、DTFシェーカーをご利用頂くことで作業効率が非常に高くなります。

参考.DTFプリンター&オーブンの作業工程

新DTFシェーカー「タッチパネル・シェーカー」について

従来のシェーカーとの違い

・「こぼれ止め」の機能部位があり、パウダーがフイルム上に滞留し易く、落ち難くなっています。こぼれて溜まった余分パウダーをリサイクルするために手運びする必要が最小限で済みます。

こぼれ落ちたパウダーを機械下部から上部に自動で運ぶ機種もありますが、そもそもこぼれる量を最小限にすることで効率的に動作する利点があります。

・一般的に、デザインの面積が個々に異なるため、パウダーの吐出量が消費量と連動しません。そこでパウダースピードのコントロールをどうするかという課題がありますが、弊社推奨の実運用方法をご提案します。

タッチパネル式の最新商品

・シェーカー(パウダー吐出とベーキング)とコンベアを制御します。

・パウダースピードを設定して吐出量をコントロールします。(※実運用については、弊社推奨の運用方法をご提案します。)

【PT-Jet シェーカー DTF-60s/S650 】

タッチパネルで操作します。パウダー投入(補充)箇所には中が見える上部カバーが付いています。

パウダー塗布箇所の内部をご紹介致します。

点線枠の中がパウダーを塗布する箇所となります
上部カバーを開けます
真上から見たパウダー塗布箇所です

底にある器具にはパウダーの「こぼれ止め」があり、この機能によってパウダーがフイルム上に滞留し易く、落ち難くなっています。(こぼれて溜まった余分パウダーをリサイクルするために手運びする必要が最小限で済みます。)

また「メディアセンサー」が付いており、このセンサーでフィルムを認識して、コンベアベルトが作動します。

次にDTFシェーカー稼働中の様子をご紹介致します。

DTFプリンターで印刷したフィルムが連結したDTFシェーカー側へ進み、DTFシェーカーでパウダー塗布~ベイキングを行います。

DTFシェーカーのパウダー塗布を行う箇所になります。

印刷されたフイルムに、パウダー(ホットメルトバインダー)を自動で振りかけ、デザイン部分に塗布します。その後余分なパウダーを振り落とし、パウダーを熱処理で溶かした後、硬化・乾燥で固めます。

真上から見たパウダー塗布箇所です。下にパウダーが溜まっています。

パウダーが溜まっている箇所を近くでみるとこのようになっています。

「こぼれ止め」があるのでパウダーがこぼれ落ちるのを防ぐことができます。

パウダー塗布が終わったらシートはベーキング工程へ自動で進み、熱処理で溶かした後、硬化・乾燥で固めて完成したシートが排出されます。

発売予定日

出荷準備でき次第、ご案内致します。

ご興味がある方は、お問い合わせください。

パイオテック株式会社について

トナー転写・昇華転写や溶剤インクジェット転写及びラバープリントを中心に、各種熱転写を創業以来、長年手がけてきた弊社が、DTFプリンターの販売をスタートしました。

弊社はウェアプリント用の機材・資材の専門業者であり、熱転写のプロならではの最適なアドバイスをさせて頂きます。

ウェアのプリント品質については、摩擦堅牢度・洗濯堅牢度、及びホルムアルデヒド(ホルマリン)の数値での品質判定が必要で、機種個々に検証と試験を行うことになります。

少なくとも弊社では、基準に達しない機種・資材は取り扱わない方針です。

特に、洗濯堅牢度に大きな影響を与える転写温度やプレス回数については、突き詰めた検証を行っております。

通常のプレス条件でボディにDTF転写するだけでなく、例えばプレス温度を100℃と極端に低くしたり、プレス回数を1回にしたりと各種条件で試したのち、100回洗濯して耐久性をチェックするなど、テストを繰り返し、それをお客様にフィードバックさせて頂きます。

そして弊社では、無製版&カス取り無しでフィルムにベタプリントしてDTF転写し、シルクスクリーン印刷やラバー転写と同じような仕上がりを再現しました。

よってシルクスクリーン印刷やラバー転写の代用も可能です。

また、ナイロン撥水布、エナメル、六面パネルの帽子、PU等の合成皮革、雨傘、目の粗いニット製品等、様々な素材へのDTF転写をトライし、細かなノウハウを積み上げ続けております。

今後も、品質向上とインクのコストダウン及び印刷速度のアップ等を追求してまいります。

DTF転写は新たな製法だからこそ、こうした細かい検証が重要になります。

弊社では、DTFプリンターを実際に見て・触れて・体験いただけるDTF専用ショールームをご用意しております。安心して新製法を導入したいというウェアプリント業者様は、ぜひ弊社にご相談ください。熱転写のプロならではの最適なアドバイスをさせていただきます。

最新のデモ会・内覧会情報はこちら

【無料進呈中】導入事例レポートPDF【無料進呈中】導入事例レポートPDF

DTF PRINTDTFプリント

ウェアプリント業界で話題のDTFプリンター(DTFプリント)。日本初の国産DTFプリンター「PT-Jet」や、各種DTFプリンターを取り扱っています。

VIEW DETAIL
Mimaki TxF150-75 導入前に抑えておきたい3つのポイント
ウェアプリント業界で話題のDTFプリンター