訪問指導レポート:2022年6月(大阪府/漁師カッパ製造業 I社様)
お客様訪問&設置レポート
訪問指導の様子
大阪ミシンショー2022でお会いしました新規のユーザー様に、この度DTFプリンターをご導入頂きました。






漁師さんが着用される塩化ビニル製カッパのメーカー様で、従来主流だった単一の色の味気ないカッパではなく、デザイン性の高さ、バリエーションの豊富さを武器とされています。
従来は、転写マークを外注されていましたが、多色だと版代が多くかかりますし、版の保管料金なども請求されるため、コストカットのため内製化したいお気持ちを持っておられました。しかし、ながら熱に溶けやすい素材のため、なかなかプリント自体が難しかったようです。その点、PT-Jet VJ-628Dであれば、低温パウダーですと100℃で加工が出来ますので、熱に弱い素材でも転写出来る可能性が高まります。実際、今回のカッパもうまくプリントが出来ましたし、しっかりとした強度があると太鼓判を頂けました。
■(営業からお客様へのメッセージ)
『今までやりたくても出来なかった事が、これで全部できるようになる!』と喜んで頂けたのが印象的でした。
今後とも末永くよろしくお願い致します。
参照.
【関連ページ】国内初の日本製DTFプリンター PT-Jet VJ-628Dの特徴をまとめました!
パイオテック株式会社について
トナー転写・昇華転写や溶剤インクジェット転写及びラバープリントを中心に、各種熱転写を創業以来、長年手がけてきた弊社が、DTFプリンターの販売をスタートしました。
弊社はウェアプリント用の機材・資材の専門業者であり、熱転写のプロならではの最適なアドバイスをさせて頂きます。
ウェアのプリント品質については、摩擦堅牢度・洗濯堅牢度、及びホルムアルデヒド(ホルマリン)の数値での品質判定が必要で、機種個々に検証と試験を行うことになります。
少なくとも弊社では、基準に達しない機種・資材は取り扱わない方針です。
特に、洗濯堅牢度に大きな影響を与える転写温度やプレス回数については、突き詰めた検証を行っております。
通常のプレス条件でボディにDTF転写するだけでなく、例えばプレス温度を100℃と極端に低くしたり、プレス回数を1回にしたりと各種条件で試したのち、100回洗濯して耐久性をチェックするなど、テストを繰り返し、それをお客様にフィードバックさせて頂きます。
そして弊社では、無製版&カス取り無しでフィルムにベタプリントしてDTF転写し、シルクスクリーン印刷やラバー転写と同じような仕上がりを再現しました。
よってシルクスクリーン印刷やラバー転写の代用も可能です。
また、ナイロン撥水布、エナメル、六面パネルの帽子、PU等の合成皮革、雨傘、目の粗いニット製品等、様々な素材へのDTF転写をトライし、細かなノウハウを積み上げ続けております。
今後も、品質向上とインクのコストダウン及び印刷速度のアップ等を追求してまいります。
DTF転写は新たな製法だからこそ、こうした細かい検証が重要になります。
弊社では、DTFプリンターを実際に見て・触れて・体験いただけるDTF専用ショールームをご用意しております。
安心して新製法を導入したいというウェアプリント業者様は、ぜひ弊社にご相談ください。



※記事中の機材は、企画中のものを含みます。随時情報を発信してまいりますが、導入をご検討の際は弊社営業に最新情報をご確認ください。